2015年05月11日

Martin 0-18K 1929年製の入荷!

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 1929年製 Martin 0-18Kの入荷です。
 
1929年といえば日本は昭和4年、世界恐慌が起った年です。1918年〜35年とごく短い製造期間ということもあり、市場に出る事の少ない機種です。この年1929年には201本が生産されました。近年、益々貴重になるいわゆるプリウォーマーチンです。
本器はもともと、ナットが高くセットされ、フレットはウッドのラインだけであるハワイアンセットのギターでした。膝にのせて、スライドバーでスライドプレーをすつためのギターです。この頃マーチン社はノーマルセットとハワイアンセットのギターを注文で作り分けていたので、どちらが何本なのかということはデータが無いので不明です。
本器はのサウスキャロライナのギターショーで買付をしたものですが、日本入荷後に、国内有名修理工房にてネックリセット、フィンガーボード交換を行い、ノーマルセットのギターへとコンバージョンしました。

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現代のプロのプレーヤーがステージで使えるセッティングに調整してあります。フレットも新品ですので、永くいい状態で弾いていただけると思います。
 オールコアボディに、エボニーフィンガーボード、エボニーブリッジです。
メイプル&ローズウッドによるシンプルなバインディングがブラウンカラーのコアボディに馴染んでおり、アンティーク家具のような風格があります。軽いタッチでも良く響き、乾いていて、どこまでも響くリバーブ感は病みつきになります。サイズを感じさせない奥行きを感じさせる深い音色です。

動画もアップしましたので参考になさって下さい。

Martin 0-18K 1929 (6).JPGMartin 0-18K 1929 (7).JPG

Top:Koa
Side:Koa
Back:Koa
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Opentype
Fingerboard Inlay:Dot
Pick up:None
Nut:Ivory
Saddle:BOne
Nut width:47.6mm
Scale:632.46mm

販売価格\498,000(税込)
ハードケース付き
Martin 0-18K 1929 (8).JPGMartin 0-18K 1929 (9).JPG

posted by LAST GUITAR at 21:55| Comment(0) | インフォーメーション
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