

埼玉県吉川市に工房を構える製作家、高山康夫氏のブランド、CRAFT MUSICA。今年の東京ハンドクラフトギターフェスで出展され、ひときわ輝きを放っていた1本が、当店に入荷しました。
その名もブラック・マデリーン。漆黒の美女というような意味でしょうか。まずルックスで惚れてしまいます。




高山さんとの出会いは10年程前になります。当時JUNTAというボルトオンの薄型ウクレレが注目を集め、当時私が店長をしていた店でも取扱を始めました。当時アコースティック楽器としてはボルトオンジョイントは少し安く見られる風潮がありましたが、サウンドの良さとデザインの美しさ、そして構造的な丈夫さもあり、高い技術を感じました。それもそのはず、その時点で家具職人として長く木工に携わり、木工に関しては独自のセンスと知識を兼ね備えていました。
独立してからもいつかは取扱をしたいと思っていたのですが、今回のショーモデルで、これはという出会いがあり、迷わず仕入れました。
高山さんのここ数年得意とする、ネックとボディを1本の材から削り出し、トップ板とバック板を貼るという工法のウクレレで、これをすべて贅沢にもローズウッドで行なったというオールローズのコンサートサイズのウクレレです。もともとオールローズモデルには目がない私ですが、このウクレレは見逃すことは出来ませんでした。


サウンドはリバーブ感豊かで、倍音もあり、なんとも安らげる音色です。オールローズの楽器はサウンドメイクが難しいのですが、鳴りがいいので驚きました。
ペグはギア内臓のUPTが搭載されており、チューニングも非常にスムーズです。
美しく均整の取れたデザインと、安らぎのサウンドを是非体験していただきたいと思います。
販売価格\226,800(税込)

