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2018年12月11日

S.Yairi YD-504F by George Lowden  アイルランドのルシアー、ジョージ・ローデンが日本のS.Yair工場でOEM生産したギター、希少です。


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 1980年製 S.Yairi YD-504F by George Lowden  の中古品の入荷です。

  1980年初頭、アイルランドのギターメーカー、ローデンギターの代表、ジョージ・ローデン氏は生産の効率化を求め、来日し、S.Yairiのブランドを持つ矢入楽器製造株式会社とOEM生産の契約をし、S.Yairi工場でのローデンギターの生産が始まりました。
その間ローデン氏は、年に2〜3週間程度の日本での滞在を数回行い、技術指導を行ないました。ローデン氏は後日、その頃の滞在で、日本の木工技術の高さに驚いたという話しをしています。特に、のみやカンナをはじめとする工具の精度に感銘を受け、以後も日本製の工具を使い続けます。

  本楽器には紙のラベルが貼られ、そこには
”This specialized Model hand-crafted according to the design and construction techniques of Irish Luthier George Lowden"
と記載しれ、筆記体のジョージ・ローデンのサイン(印刷ですが)が描かれています。

その後数年間、ローデンギターと同じシェイプのモデルであった、YD-508 YD-507, YD-505, YD-504などはS.Yairiのカタログに数年間記載されましたが、このようなラベルは貼られていないので、本楽器はごく少数生産されたプロトタイプか輸出向けの機種であったと考えられます。上で述べた4機種はローデンに当てはめると"O"サイズと呼ばれる大型のボディシェイプでしたが、本機種はそれよりも一回り小さい、中型サイズのFサイズに当たり、504の後の"F"という文字がそれを表しています。

 その後80年代半ばには矢入楽器製造株式会社自体が倒産し、すべての生産がストップしたことで、S.Yairi工場で製作されたローデンギターは今では幻のギターとなっています。

当然ですが、ローデンの同スペックの機種F-22と非常によく似たサウンドです。動画を参照ください。


 ブリッジ駒の1弦側の端からボディ下部に向かって10cm程度のクラック修理跡があります。全体に打ち傷、擦れキズはそれなりにあります。


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ナット幅43mm,650mmスケールです。
ブリッジ駒、ヘッドプレートにはハカランダが使われており、オーラのあるルックスです。ハードケースは新しいものが付属しています。

トップ:シダー
サイド&バック:マホガニー
フィンガーボード:ローズウッド
ブリッジ:ハカランダ
ヘッドプレート:ハカランダ
スケール:650mm
ナット幅:43mm

販売価格\218,000(税込)
ハードケース付き


posted by LAST GUITAR at 20:36| Comment(2) | 入荷情報
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